先輩社員の声

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経験を重ねてきたからこそ、見えてきたもの ――

[社員クロストーク]
目指せ100年企業!
久永製作所はこんな会社です

若手と呼ばれていた時代に、採用ホームページの「先輩社員の声」に登場した5名の社員は、経験を積み上げながら、今もそれぞれのポジジョンで活躍しています。今回はあらためて一堂に会し、働き続けてきたからこそ実感する仕事の面白さや職場の魅力、さらに、次代を担う若手社員への期待など、さまざまなテーマで語ってもらいました!
(取材日:2025年6月)

S.K

S.K

管理部・品質管理部
平成22年(2010)6月入社

K.H

K.H

表面処理部 表面処理課
平成16年(2004)2月入社

Y.M

Y.M

管理部 品質管理課検査グループ
平成17年(2005)4月入社

H.A

H.A

生産技術部 生産技術課
平成17年(2005)4月入社

S.S

S.S

総務部 総務課
平成16年(2004)10月入社

テーマ01 キャリアを振り返ってみて

S.K

S.K

以前のインタビュー記事を見ると、「若い!」と思いました(笑)。なんだか照れくさいですけど、久永製作所でいい時間を過ごしてきたんだなと感じました。私は品質管理からスタートして、今では生産計画や材料の調達にも関わる管理部のマネジメントも兼務するようになりましたが、みなさんもいろんな経験を積んで、キャリアを歩んでいますよね。

K.H

K.H

私は入社当時からめっきを中心とした表面処理の工程を担当していますが、20年以上が経って、ようやく表面処理のノウハウが身についたと感じています。品質にバラツキのない安定しためっき処理を目指して、とにかく知識を蓄えて、何でもやってみる気持ちで取り組んできましたが、お客様はもちろん、私自身も満足できる製品を仕上げられるようになったと感じています。

S.K

S.K

品質については、入社当時からさらに一段レベルが上がっていますよね。お客様からのクレームもここ数年で1件あったか、なかったか……というレベルです。これは出荷前の製品をチェックする検査グループの活躍も大きいと思います。

Y.M

Y.M

検査グループは品質を支える最後の砦みたいな存在ですよね。私はずっと検査グループの配属ですが、各検査機を使ったチェックはもちろん、月単位での不良率を報告したり、製品や工程の改善案の提案をしたりと、経験を重ねるとともに仕事の幅がぐっと広がっていきました。最初は右も左もわからない状況からのスタートでしたが、先輩方に支えられたおかげで、目の前の検査の仕事だけでなく、各製品の製造工程を意識するなど、他部署の仕事も理解できるようになって、モノづくりの面白さがより感じられるようになりました。

H.A

H.A

経験とともに視野が広がると、仕事がぐんと面白くなりますよね。僕は機械加工が好きで、インタビュー当時もホックの刻印などに用いる金型製作を担当していましたが、今はCAD設計を含めた製品開発部門に所属。以前は図面通りに金型を製作することだけを考えていましたが、自分が設計を担当するようになって、その部品がどう使われるのか、前工程はどうなっているのかなど、モノづくりを広く俯瞰するようになりました。金型製作の経験を活かせる場面もたくさんあります。

S.S

S.S

「ちょっと息抜きさせて」って今も加工機械をさわることもあるよね(笑)。

H.A

H.A

体を動かしたり、機械をさわったりすることがやっぱり好きなんです。テストで金型をちょっと削ってみて……といったことが僕の精神安定剤です(笑)。(S.S)さんは海外営業担当を経て、今は総務ですね。

S.S

S.S

以前はパキスタンやインドなどの海外案件を担当。現地で展示会を行うこともありましたし、台湾からの材料調達や輸出入の事務作業などに関わったことも。その後、生産管理を数年経験して、今は総務部総務課に所属しています。総務課はいわゆる何でも屋(笑)。経理的な業務から建物の管理まで、従業員が自分の仕事に専念できる環境を作ることが使命だと思っています。

Y.M

Y.M

営業のことから生産のことまで、ひと通りを経験している(S.S)さんだからこそですよね。

S.K

S.K

会社や各部署を客観的に見て、足りない部分をきめ細やかにサポートしてくれる(S.S)さんにはいつも感謝しています!

テーマ02 久永製作所の魅力とは?

H.A

H.A

この前、たまたま家族で訪れたあるお店で、久永製作所の製品を見かけたんです。クラウンの刻印が入ったホックで、子どもにも「お父さんの会社で作ったものだよ」って自慢しました(笑)。やっぱりモノづくりを通してカタチになるってうれしいですよね。

S.S

S.S

営業もそうですよ。お客様の要望を聞いて、それがカタチになって……。お客様は喜んでくれるし、そんなお客様の声を聞けると、やっぱり自分もうれしくなるんだよね。

S.K

S.K

ホックやボタンはニッチ産業じゃないですか。でも、日本国内で月産億単位の物量を作ることができる会社は久永製作所くらい。しかも、金型製作からプレス加工、めっき処理、検査、出荷まで、すべて社内でこなせます。当社は大企業ではありませんが、普通に考えたら、これってスゴイことです。

H.A

H.A

競合他社でも金型製作やめっき処理は外に出して…というケースが多いですよね。ホックやボタンのスペシャリストとして製品の品質を担保する意味でも、一貫体制でのモノづくりは大きな強みです。

Y.M

Y.M

検査グループからの報告や改善案もそうですし、各部署で情報をスムーズに共有できることはメリットの一つだと思います。会社に一体感があるからこそ、ですね。

K.H

K.H

めっき処理においては、ホックの中心素材である真鍮のめっき処理はほぼ内製。しかも、当社がいち早くノウハウを確立したノンシアンのめっき処理では、検査の厳しいヨーロッパの環境基準レベルにも対応していて、近年はますますニーズが高まっています。

S.K

S.K

そう!当社の製品は海外シェアが圧倒的です。国際情勢、為替相場、各国の環境基準などが、普段の仕事でもすごく大切になっています。千葉県四街道市の小さなモノづくり企業だけど、世界を意識しながら仕事ができることも、久永製作所で働く魅力のひとつだと思います。

テーマ03 社風や社内の雰囲気は?

S.K

S.K

以前はまだまだ縦割りで課内の仕事をこなす雰囲気がありましたが、今は一部の部署ではグループを基準とした組織体制になりました。あるグループで人手が足りなければ別のグループがサポートに回るなど、仕事がスムーズに回せるようになりました。

Y.M

Y.M

柔軟に対応できる体制になりましたよね。それに、適材適所でメンバーを配置していくのも当社ならでは。たとえば、製品の目視検査はすごくスピードが速くて、コンベアを流れる製品をチェックしていたら、私なんかは酔ってしまいそうになるんです(笑)。だから動体視力に優れたメンバーが担当して、私は体を動かすのが好きだからロール検査を担当する……といったように、得手不得手を考えて、社員が力を発揮できる仕事を担当させてくれます。

K.H

K.H

一貫したモノづくりをしていることもあって、部署間のコミュニケーションも活発です。

H.A

H.A

コロナ禍で部署を超えた食事の機会などが減って、社内のコミュニケーションが低下した時期もあったと思います。でも、最近は部署内での食事会なども増えてきましたよね。僕は組合の委員長を任せてもらっていますが、今度、嘱託社員やパートさんも含めたすべての従業員を対象にした社内イベントを企画しています。これを起爆剤に、さらに社内のコミュニケーションが活発になればと思っています。

S.S

S.S

まだ計画段階だけど、社屋内に社員同士でコミュニケーションを取りやすいスペースを作るなど、総務としてもサポートしていきたいですね。会社は働きやすい環境はもちろん、給与や休日といった待遇面でもよりよくしていきたいと考えています。社長は女性ということもあって、産休や育休、時短勤務などの制度の充実にも積極的です。

Y.M

Y.M

社長はざっくばらんに話せますし、親近感があります。

H.A

H.A

僕は4年前から時短勤務制度を活用していて、定時は8時15分〜17時15分ですが、子どもを保育所に預けてからの9時出社、残業なしの定時退社で働いています。妻も喜んでくれていますよ。男女を問わず、こういった社内制度を利用しやすい社風があるのはとてもありがたいです。

S.K

S.K

プライベートが充実すれば、仕事も充実する——そんな好循環のワーク・ライフ・バランスで働くことが大切ですよね。

S.S

S.S

制度は作るだけでは意味がないですし、利用したとしても、誰かの仕事量が増えるなど、しわ寄せがあってもよくありません。制度を気兼ねなく利用できる、周りもそれを気持ちよく支える、それが当たり前な職場や制度を今後も整えていきたいですね。

テーマ04 これから入社する人へ

S.K

S.K

2025年も新卒社員が入社しました。社内では20代・30代の若手社員がたくさん活躍していますが、私はどんなささいなことでも、まずは若手社員に声をかけることを意識するようにしています。みなさんはどうですか?

K.H

K.H

表面処理課はベテラン揃いなので、普段は若手社員と接する機会は少ないですが、やっぱり何事もコミュニケーションは挨拶からかなと思います。

Y.M

Y.M

そうですよね!検査グループの和気あいあいとした雰囲気も、挨拶からはじまっています。そこまで体育会系の社風ではないので、若手社員も職場に溶け込みやすいと思います。

H.A

H.A

どんな人に入社して欲しいですか?

K.H

K.H

一緒に働くなら、やっぱりモノづくりが好きな人かな。モノづくりの仕事は製品としてカタチになること、つまり、成果がわかりやすいのが魅力です。しかも、より品質の高い製品、お客様の期待以上の製品ができれば、その分だけの達成感も得られます。モノづくりの醍醐味をぜひ当社で感じて欲しいと思います。

H.A

H.A

確かに「モノづくりがしたい」という軸があれば、当社なら存分にやりがいが感じられるでしょうし、成長スピードも早いでしょうね。

K.H

K.H

あと、「あの資格を取得したい」など、若手社員は成長意欲をしっかりと持っている印象があります。新入社員が一人前の技術者になるまで成長できるよう、少しでもサポートできればと思っています。

S.S

S.S

「金属プレス加工技能士」「金型製作技能士」の資格は取得すれば手当が支給されますし、モチベーションになりますよね。

H.A

H.A

僕は資格試験に欠かせない実技の練習を社内でできるのが、すごくありがたかったです。取得している先輩方がそばで教えてくれるのも心強くて……。やっぱり資格があれば、それに応じた知識を持っている前提で、より高いレベルの話ができるようになります。自分の仕事に活かせる資格はどんどんチャレンジして欲しいですし、僕らもサポートしていきたいと考えています。

Y.M

Y.M

自分が手がけた製品を世界中に届けられることにも注目して欲しいですね。あの製品があの有名ブランドに採用されて……といったことは普通にありますから。

S.K

S.K

職業病なのか、服を見ていても、ボタンやホックにばかり目が行ってしまうよね(笑)。でも、このアウターだからこのボタン、このデザインだからこのホック……といったように、服の見方が変わってきて面白いんですよ。何かのスペシャリストを目指すという意味でも、当社は魅力的な職場だと思います。

S.S

S.S

久永製作所は2026年10月で創業80周年。いよいよ100年企業も視野に入ってきました。私は総務課で会社全体を俯瞰するなか、一緒に100年企業を目指す仲間が各部署で必要だなとあらためて感じています。

K.H

K.H

部署や職場を盛り上げてくれるような社員がどんどん入社して欲しいですね。

S.S

S.S

本当にそうですね。新卒でもキャリア(中途)採用でも、新しい風を職場に吹き込むことも期待しています。いろんな人材が集まれば、その分だけ、いろんな意見やアイデアが出ます。そんな多様性を活かしながら、みんなで100年企業を目指したいですね。

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